社員インタビュー
INTERVIEW

自身が経験しない案件や論点についても社内で共有。
教科書では学べない実用的な知識を吸収できています。

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公認会計士越湖 裕也

2023年1月入社
前職 あずさ監査法人

越湖裕也

入社の経緯

前職について

有限責任あずさ監査法人に約3年在籍していました。前職では監査業務がメインであったものの、財務デューディリジェンス業務にアサインされることもありました。

キャリアチェンジを考えたきっかけ

数件ではあったのですが、財務デューディリジェンスを実際に経験してみたところ非常に面白いと思ったからです。

財務デューディリジェンスの面白さ

主に2つあります。
1つ目は、監査法人と比べて遥かに多くの会社・事業の知見を得られる点ですね。財務デューディリジェンスは、約1カ月といった短期間のうちに対象会社の全体像を把握し重要なイシューを報告します。監査業務だと、会社の全体像を把握できる主査業務は年間5件くらいがMAXでしょうか。
2つ目に、お客様の大きな意思決定にかかわる仕事なので、有意義な助言ができたときにすごくやりがいを感じられる点が挙げられます。報告会を終えた後、お客様が満足した様子を感じられたときはとても嬉しかったですね。

入社を決めた理由

主に、財務デューディリジェンスを含むFAS業務が本業の会社をターゲットとして転職活動をしていましたが、まず、他社と比べて、社内の雰囲気が良かったです。
さらに、中心メンバーの皆さんは大手FAS経験が長く、距離も近い印象だったので、この環境で働くことでより早く成長できそうだと思えました。
最後に、月の残業時間が50-100hが普通の業界というイメージもあったのですが、こちらは平均20-30hというのも理由の一つになっています。

入社してから

入社後のキャリア

シニアアソシエイトで入社し、1.5年でマネージャーに昇進できました。財務デューディリジェンスとバリュエーション業務を担うことが多く、それ以外にもPPAなどの案件にも幅広く関与できています。

業務を通じて身についたスキルや知識

さまざまな案件で財務デューディリジェンスやバリュエーション、PPA業務を主担当として任され、複雑な案件も経験できました。また、自身が経験しない案件や論点についても社内で共有され、教科書では学べない実用的な知識を吸収できています。

アサインメントの決まり方

毎週、メンバーの稼働状況を見ながら適宜調整しています。私自身もそうでしたが、入社したてのときは、慣れるまではゆっくりと案件に入らせてもらいます。
また、本人の希望に応じ、FAS業務8割:税務業務2割のような形のアサインになっている人もいて、かなりフレキシブルだと思います。

やりがいを感じる瞬間

入社の経緯で話したような内容は、今ももちろんありますが、それ以外にもいくつかあります。
成果物としての報告書をどう仕立てるかは、担当者の裁量による部分がかなりあります。コンテンツの取捨選択は毎回頭を悩ませますが、きちんと整理できてうまく報告できたときはお客様の理解もスムーズにいきます。
また、デューディリジェンスは断片的な情報しか入手できないケースがほとんどです。分析して得られた示唆にもとづき仮説構築して全体像を推し量るプロセスは、大変ではありますが、パズルを解くようで楽しかったりもします。

入社前とのギャップ

意外だったのは、会社規模と比して想像以上に顧客基盤がしっかりしている(上場企業が大半である)点ですね。だいたい、8割上場企業、1割ファンド、1割その他といった構成だと思います。
ちなみに、忖度無しの正直ベースで、マイナスのギャップはありません(笑)

将来のビジョンについて

FAS業務全般を広く理解し、案件全体のコントロールを担う立場で、より付加価値の高いサービスをクライアントに提供できる人材になっていきたいですね。

CPAパートナーズに期待すること

既に会社の取り組みとしていろいろ動いており、自身も関与していますが、アドバイザー個人の力を最大化できるような仕組みや組織力をより一層高めていってもらえれば嬉しいです。

転職活動中の方へ

CPAパートナーズの良さや魅力

大手FASとの違いは、部門などの縛りが無いため、一気通貫でM&A FAS業務に携わることができる点です。
中小FAS・会計事務所との違いは、PwCなど大手出身で経験豊富なフロントメンバーが一線で活躍しており学びが多いうえに、大手総合商社などの優良顧客層の割合が高いといったことが挙げられます。
将来独立を視野に入れている人にとっても、非常に良い環境だと思います。

トレーニング体制

座学の研修などはなく、OJT中心です。慣れないうちは上司と一緒にプロジェクトに入り、部分的に作業を手伝ってもらいながら案件の進め方を学んでいきます。
適宜、わからないことは聞けば丁寧に教えてもらえるので、スムーズでした。
皆さんの経験値を吸収しながら、自身が入社前に想像していた以上に成長を感じられています。

当社に向いている方

自発的・積極的に仕事ができる人には、どんどん機会が与えられます。小規模案件が多いので、マルチタスクが得意な人は重宝されます。一方で、案件によってはじっくり取り組むタイプの方が向いているものもあるので、適材適所でアサインを組んでいます。

未経験の監査法人出身者に、まずやっていただく業務
財務DDおよびバリュエーションですね。
前者は、必要な知識やスキルが監査業務と比較的似通っているので、とっつきやすいと思います。
後者も、テクニカルな部分はインプットが要るものの、会計士であれば基礎知識があるので理解は早いです。

キャリアチェンジでM&A税務に挑戦。
職場でのフラットな意見交換や知識の共有で

税務業務の幅を広げています。

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税理士清水 希江子

税理士を目指してから、当社に入社するまで

そもそも税理士を目指したきっかけは

私が学生の頃は第一次就職氷河期世代で、新卒での就職がままならないような状況でしたので、一生をかけてプロとして活躍できそうな資格はないものかと興味を持ちました。高校時代に交換留学した経験があり、まずは語学を活かせる資格に目が向きました。英語で何かをするのであればプラスアルファで能力が必要と考えていた頃、英文会計の授業で簿記をかじり、ゼミの恩師に国際税理士の道もあることの紹介をしてもらったのが税理士を目指すきっかけでした。

国際税理士を目指してからM&A税務にたどり着く経緯

税理士試験は5年で合格でき、大手の事務所への入所も叶い、国際税務の基礎も学び、現在でも当時に身につけた徹底的に調べる力は活かせています。しかし、一旦、大手事務所をでてしまうと、語学を生かして「会計税務+語学」の職場は限られており、どちらかというと英語での記帳や届出書の提出のような英語でのコンプライアンス業務で当初目指していた業務とはかけ離れてしまいました。
たまたま、国際相続の案件をして研究したいテーマが見つかったことと、そもそも学術的に税法を学びたかったこともあり、大学院進学を決めました。そこで改めて気づいたのは、税法は国ごとの徴収権で決まる法律なので、国ごとに違い、国際税務といっても国内の税法を押さえることの重要性でした。
大学院卒業後は「語学」にはこだわらず、税理士としての付加価値を高めるための「プラスアルファ」を身に付けたいと思うようになりました。
前職にて簡易な組織再編や税務デューデリジェンスにいくつか携わり、興味が国際税務から変わったことを確信して、現職に転職を決意しました。

入社を決めた理由

今まで経験した会計事務所とは違い、税務デューデリジェンスや組織再編の案件に多く携われそうだったことです。そして、何より、中心メンバーの専門家意識の高さに共感しました。メンバーには、プロとしての厳しさとしなやかさを兼ね備えている印象を受けました。実際、メンバーは、仕事に対しては厳しさの中の楽しみかたを知っている面々で、フラットに意見を交換できる職場環境だと思います。

入社してから

キャリアップの状況

入社当初は、簡易な税務デューデリジェンスから始め、業務割合は、税務アドバイザリー業務と税務コンプライアンス業務で50:50ぐらいの割合であったかと思います。徐々に税務デューデリジェンス業務の他の組織再編やグループ通算などのストラクチャー検討などの業務も増えていき、メンバーと試行錯誤しながら、今では、ほぼアドバイザリー業務に専念しています。
入社当社は、専門用語や業界の仕組みもわからないことが多かったですが、OJTや、事務所にたくさんある関連書籍を読んだりもして、現在は、ディレクターとして業務を任されるまでになりました。

税務デューデリジェンスの面白さ

税務デューデリジェンスでは、多種多様な業界の申告書の調査をしますし、調査の案件数も多いです。そのため調査の過程で新しい規定や通達に触れる機会が多く、税務知識の幅を広げることができます。
ストラクチャー検討では、税務デューデリジェンスに比して、クライアントにより近いところで、組織や取引全体をみながら検討することになります。税法も俯瞰しての検討になり、難易度は上がりますが、
難解なストラクチャー検討で、コツコツと書籍、条文、判例などを積み上げて調査した結果、道筋が開け、お客様にも喜んでいただいたときには、根気よく調べてよかった思います。

業務を通じて身についたスキルや知識

中小会計事務所ではなかなか経験したことがなかった組織再編・グループ通算に関する税務知識だけでなく、M&Aの周辺知識も学べます。

アサインメントの決まり方

希望と能力に応じてアサイメントは決まります。財務チームの公認会計士でも税務業務を希望して、税務業務の割合が2割程度のアサインになっているメンバーもいます。

将来のビジョンについて

税務の知識を増やして、難解な案件にも積極的に携わりクライアントに喜んでもらいたいと考えています。

CPAパートナーズに期待すること

これからも、各メンバーがフラットに意見と知識を共有できる環境を維持しつつ、よりクライアントに喜ばれるサービス提供ができる組織へと成長してほしいです。

最後に・・・当社に興味を持っていいただいた方へのメッセージ

最初から目標が定まっていてその通りの道のりを進む方もいらっしゃいますが、わたしのように年齢を重ねてもキャリアチェンジは可能であると思います。
CPAパートナーズでは、OJTでのサポート体制があります。M&A未経験の方であれば、税務コンプライアンス業務と並行して、まずは税務デューデリジェンス業務のサポートとして申告書の比較表の入力や資料の確認作業から取り掛かっていただき、徐々にM&Aにかかわる税務知識も深めていただければと思います。新しいことに躊躇せずに挑みたい方は大歓迎です。

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